沿革

1958年4月、それまで文系の大学と言われていた関西大学に初めて工学部が生まれました。

その設立当初から機械工学科は存在し、5年後には機械工学第二学科(後の機械システム工学科)も併設、大きな学科に成長しました。そして機友会も先生方の強力なバックアップをいただき学科と共に成長を続けて参りました。しかしその後、1970年前後には学生運動の機運の中で活動が停滞することになりました。

 

社会情勢に起因するとはいえ、折角できた機友会をこのままにしておく訳にはいきません。1990年代に入って当時の役員の提案により、成績優秀な学部卒業生に機友会賞を授与することが大学側から認められ、第一回機友会賞が副賞と共に授与され好評を博しました。その後も機友会賞は続けられ、1998年には卒業記念パーティも機友会の主催で開催できるようになりました。

 

2001年、これを受けて、3月19日の卒業式にて卒業生を盛大に送り出しました。特に機友会賞については機械系工学科の卒業生中ただ一人であったのを、1999年からは各研究室からひとりの推薦者、すなわち機械系工学科8研究室から合計8人の人に授与することになりました。話は戻りますが、1998年8月には18年ぶりの総会も開かれ、会則改正、役員改選、組織改編などが進められ、新たな第一歩を踏み出しています。機友会創立40周年を経て、機友会の会員構成も複雑化し、学内での立場も複雑化しています。今機友会は大きな曲がり角に立っているように思われます。みなさんの積極的なご支援をお願いいたします。

 

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機械工学科・機械システム工学科

(関西大学工学部のHPより抜粋)

機械工学科は昭和33年の工学部創立と同時に、また機械システム工学科の前身である機械工学第二学科はその後の機械技術者に対する社会的要請に応えるために昭和38年に設立された。それ以来この両学科は最近まで教育内容がほとんど同じ兄弟学科として歩んできた。しかしながら、近年の科学・技術のめざましい進歩に伴い、機械工学は大きな質的変化と発展を遂げた。すなわち、機械工学の伝統的分野である材料力学、熱力学、流体力学などの内容が一層深まるとともに、これらの基本分野における成果に加えて、制御、電子、情報などの諸工学を総合的、有機的に組み合わせて機械システムを構成することが重要視されるようになってきた。

 

こうした社会からの要請に応えるため、機械工学科、機械システム工学科では数年来、カリキュラムの全般的見直しを行い、機械工学科は上に述べた機械工学の伝統的分野の解析手法を一属深めるとともに、制御、電子、情報などの周辺工学を包含するカリキュラム構成とした。また、機械システム工学科は機械工学科との共通の基盤の上に、要素技術の評価、システムの設計と最適化などの機械システムの構成に必要な分野の教育に重点を置くようにカリキュラムの改訂を行うと共に学科名称を機械システム工学科と改めた。(平成3年度)。

 

両学科には、材料工学、熱工学、流体工学・バイオメカニクス、機械設計、生産加工システム、応用物理、制御工学、計測システムの8研究 室があり、機械工学の基本分野から、レーザーやプラズマの応用、自動制御、コンピュータ援用機器、電子技術を応用したメカトロニクス、医用工学などの分野で活発な研究努力を行っている。

4年次配当の特別研究では、両学科の学生は上記の8研究室のいずれかに所属し、教員全員による直接指導の下に、技術者としての資質に必 要な基礎及び応用技術を身につける。下位年次の学生に対しては講義、実験・実習、設計製図、演習など理論と実技のバランスのとれた教育を行い、逞しい技術者の養成を目指している。

 

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